まくのは豆だけじゃない!魚から家電まで不思議なものが飛び交う埼玉の節分祭りを大特集!

毎年、2月3日といえば「節分」!豆をまいて、鬼を追い払い福を引き寄せる。そんな光景が全国で見られる日です。

…が!埼玉県内で行われる節分は、一味も二味も違うんです。
どのように違うかというと…ここ埼玉では、まくのは豆だけじゃないんです…!

例えば…

イワシ!!(※写真はイメージです)

た、確かに節分の日に食べたり、魔除けとして使われる「イワシ」ですが…これ投げちゃうんですね笑

落花生!!(※写真はイメージです)

落花生、ウンウン、おいしいですよね。おつまみにぴったり。
…って、大豆じゃないかーい!
と、思った方。関東から西では大豆を撒くのが一般的ですが、実は関東より北では、落花生を撒くのです。そのためあながち間違いではないわけですね。

みかん!!(※写真はイメージです)
つ、つぶれちゃうでしょ!
と心配された方、大丈夫です笑。ちゃんとゆっくりホワッと投げられます。

家電!!(※写真はイメージです)
いやいや…イワシや豆は許せますが、家電はまずいですよね笑
だって、怪我しますもん!
と思った方、ご安心ください。豪華家電がもらえるかもしれない「木札」が投げられる節分祭りです。豆だけでなく「福まき」と呼ばれるものです。

このように、まくもの(投げるもの)を見ても、埼玉の節分祭りは特徴的なものだとわかりますよね。この他にも、個性的な掛け声を出したり、鬼が豆まきをしたり…。なんともバラエティに富んでいるのが埼玉の節分です。

今回は、そんな埼玉県の一風変わった豆まき行事を豆知識とともにご紹介していきます!

そもそも節分の由来は?

もともと「節分」とは、読んで字のごとく「季節を分ける」という意味があり、立春、立夏、立秋、立冬の前日の事を指していました。その中でも、立春は、旧正月の新年が始まる重要な節目と考えられていたことから、節分といえば立春の前日だけを指すようになったのが、現在の「節分」の由来です。

なぜ節分の日に豆をまくの?

それではなぜ、節分の日に豆を投げるのでしょうか?
古くから季節の変わり目には邪気が生じると言われており、年越しにあたる節分の日は、普段姿を隠している鬼や魔物が出現しやすいと考えられていました。そこで、鬼に豆をぶつけて追い払い、福を呼びこむようになったのが由来です。さらに語呂合わせで「魔の目」に豆をぶつけて「魔を滅する」ことで邪気を払うという意味も込められています。

節分でまく豆に大豆を使用するのも、豆の中でも大豆には穀物の霊力が宿っていると考えられていたためです。また、大豆を炒って使うのは、これは生の豆を使うと、そこから芽が出てしまい、鬼が戻ってきて縁起が悪いとされているからです。

何気なくまいていた豆にも、こんな由来があるんですね。ぜひ周りの人に“豆”知識として、語りながら、豆まきをしてみましょう!豆だけに…

それでは、節分の一般的なイメージを覆す、埼玉“ならでは”の節分行事を紹介します!

お菓子や豆、イワシまでまかれる!大宮氷川神社「節分祭」

武蔵一宮 氷川神社(さいたま市大宮区)で行われる節分祭は、毎年1,000人を超える参拝者で大変賑います。撒豆の儀は午後に3回行われ、参加した人たちが特別年男・年女が撒く豆やお菓子、イワシなどをいただこうと大いに盛り上がります!(イワシは12時半の会のみ)

まつり詳細

まつり名
氷川神社「節分祭」
開催日
毎年2月3日
開催場所
武蔵一宮 氷川神社(さいたま市大宮区高鼻町1-407)
URL
http://www.musashiichinomiya-hikawa.or.jp/sp/news/20190126/

落花生やみかん、紅白餅がまかれる禅龍寺「節分会」

禅龍寺では願いが書かれた護摩木の焚きあげが行われた後、「鬼は外、福は内」の掛け声と
同時に豆がまかれます。ここでは豆の他に落花生やミカン、紅白餅が次々とまかれ、毎年
近隣の人々や子どもたちが楽しみにしています。

まつり詳細

まつり名
節分会
開催日
毎年2月3日
開催場所
禅龍寺(狭山市広瀬2丁目20番1号)
URL
https://www.city.sayama.saitama.jp/manabu/rekishi/saijiki/february/setubune.html

大勢の福男・福女が豆まき! 木札も飛んでくる「妻沼聖天山節分会」

写真提供:熊谷市

熊谷市にある妻沼聖天山(めぬましょうてんざん)では、12時、14時、16時と、3回大勢の福男・福女による豆まきが行われます。それだけでなく「福まき」も併せて行われ、まかれる木札に書かれた等級に応じて粗品が進呈されます。中には、家電などの超豪華な粗品が登場する年もあるとか?!その年の福にあやかろうと、大勢の人がつめかけます。

まつり詳細

まつり名
妻沼聖天山節分会
開催日
毎年2月3日
開催場所
妻沼聖天山(熊谷市妻沼1627)
URL
http://www.nihon-kankou.or.jp/saitama/112020/detail/11403ba2210140836

他にもあります! 埼玉県の各地で行われる節分会

埼玉県内で、様々なものが投げられる節分をご紹介いたしました!

でも、まだまだ埼玉には変わった節分がたくさんあるんです。鬼が登場しない節分…鬼と一緒に豆をまく節分…不思議な掛け声をあげる節分…と、他の地域では見られないようなものばかり。

それらをご紹介します!

恵比寿様と大黒様が豆まき! 「諏訪神社福神(ふくのかみ)めぐり」

秩父の諏訪神社で行われる節分祭「福神めぐり」、最初に神社境内で神事や豆まきを行います。鬼は登場せず「福は内」の掛け声のみをあげるのが特徴です。なんだか、鬼を追い払う必要がないので、気が楽ですね(笑)。

その後、袴をつけた年男が、恵比寿様、大黒様の福神と一緒に各家を回って玄関先で豆まきを行います。豆まきの後、恵比寿様は鯛を家の中に招き入れる所作をし、大黒様は打ち出の小槌を振ることで家内安全を祈ります。

まつり詳細

まつり名
諏訪神社福神めぐり
開催日
毎年2月3日
開催場所
諏訪神社(秩父市上影森)
URL
https://navi.city.chichibu.lg.jp/p_festival/1013/

日本で唯一!?「福は内、鬼は内、悪魔外」と掛け声をかける「鬼鎮神社の節分祭」

「福は内、鬼は内、悪魔は外」と叫ぶ鬼鎮神社(きじんじんじゃ)の節分祭。この神社には鬼が祀られており、なんと“鬼”が豆をまいて参拝者の悪魔を追い払うという全国でも珍しいお祭りです。一般的には追い払われる鬼が、ここでは追い払う立場になるんです…!
節分祭では、赤鬼・青鬼や年男が「福は内、鬼は内、悪魔外」と連呼し、福豆やみかん、団子等を撒きます。

まつり詳細

まつり名
鬼鎮神社の節分祭
開催日
毎年2月3日
開催場所
鬼鎮神社(比企郡嵐山町大字川島1898)
URL
https://www.saitamatsuri.jp/matsuri/kidin-setsubun/

燃え盛る大松明を掲げた鬼が駆け回る!「不動ヶ岡不動尊總願寺節分会」

大松明(たいまつ)を掲げ「怒りの心」を表す赤鬼、剣を振りかざし「欲深い心」を表す青鬼、こん棒を抱え「愚かな心」を表した黒鬼の3体の鬼が登場し、總願寺(そうがんじ)本堂の回廊を駆け巡ります!

特に、長さ約3メートル・重さ約30キログラムの真っ赤に燃え盛る大松明を掲げた赤鬼の姿は迫力があり、大松明の火の粉を浴びると「厄除け」になると言われています。その後、年男や芸能人が大勢の観客に向かって豆をまきます。

まつり詳細

まつり名
不動ヶ丘不動尊總願寺節分会(せつぶんえ)
開催日
毎年2月3日
開催場所
不動ヶ岡不動尊總願寺(加須市不動岡2丁目9−18)
URL
https://www.saitamatsuri.jp/matsuri/setsubune/

「福は内!福は内!鬼はご随意(ずいい)に!」 興善寺 「新春を祝う豆まきまつり」

少し変わった掛け声の節分祭りはまだあります!
こちらの豆まきは「福は内!福は内!鬼はご随意に」という掛け声が特徴です。鎌倉時代に白岡地方にいた領主「鬼窪氏(おにくぼし)」の子孫である鬼久保家が、先祖の名前に配慮した風習にちなんで、他とは違った掛け声で豆をまくようになりました。

まつり詳細

まつり名
新春を祝う豆まきまつり
開催日
毎年2月3日
開催場所
興善寺(白岡市白岡961)
URL
http://www.shiraoka-kanko.info/shinshunmamemaki.html

巨大なすりこぎ棒を突き上げる! 「ごもっともさま」

秩父の三峯神社の社殿で裃姿の年男が「福は内、鬼は外」と言って豆まきします。ここまではよくみる光景なのですが…。年男の後ろに並んでいる添人(そえびと)が大声で「ごもっともさま――!」と叫びながら、長さ約1メートルの檜のすりこぎ棒「ごもっともさま」を天高く上げて、周りの年男もそれに続き「ごもっともさま―!」と大声を張り上げ、五穀豊穰や子宝等を祈願します。

まつり詳細

まつり名
ごもっともさま
開催日
毎年2月3日
開催場所
三峯神社(秩父市三峰298-1)
URL
https://www.saitamatsuri.jp/matsuri/gomottomo/

いかがでしたか?節分と聞くと、「鬼は外!福は内!」の掛け声とともに、豆を投げて鬼を追い払うという一般的な概念が覆される節分会が目白押しでした(笑)。

いずれの節分祭りも毎年2月3日に開催されているので、年ごとに訪れる節分祭りを変えて、それぞれの違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。埼玉“ならでは”の節分の楽しみ方ができると思います!

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