流しびな

さいたま(岩槻)

人形の町・岩槻で開かれる、ひな祭りのルーツにもなった伝統行事

2021/2/28(日)

見どころ

  • 季節行事

「流しびな」は、ひな祭りのルーツとも言われる伝統行事。人形の町として有名なさいたま市岩槻区にある岩槻城址公園で、毎年3月3日前の日曜日に開かれます。

子どもたちの健やかな成長と無病息災を、紙や草木でかたどった人形を乗せた「さん俵(藁で編んだ、人形やお供え物を乗せる円形の台盤)」に託し、池に流して祓い清めます。

まつりの歴史

「流しびな」は平安時代に書かれた『源氏物語』の中にも登場します。光源氏が、陰陽師のおはらいとともに人形を乗せた舟を海に流したという話が載っています。

諸説ありますが、岩槻人形は江戸時代に始まったと伝えられています。岩槻は、桐たんすの生産地である春日部の隣に位置し、大量に出る桐の粉を土の代わりに、人形の頭を作る材料にしました。そうすることによって、壊れにくく精巧な人形を作ることができました。

岩槻は、現在でも「流しびな」をはじめ、人形にちなんだ行事が数多く開催されています。

English

The Nagashibina is a rite that even appears in the Tale of Genji, written in the Heian era (794-1185 CE). It appears in the passage where Hikaru Genji receives a Shinto purification from a diviner and sends a boat carrying a doll into the ocean.

While there are various theories on its origins, the most widely accepted one says that Iwatsuki dolls began in the Edo era. Iwatsuki is located adjacent to Kasukabe, which is a production region for paulownia chests of drawers. They used the vast quantities of paulownia powder that were produced there to make the dolls’ heads. This allowed for creating detailed dolls that were also robust and less prone to breakage.

Today, Iwatsuki is home to many events and activities based around dolls, among them the Nagashibina.

まつりの見どころ

ひな祭りのルーツとも言える「流しびな」。会場には平安時代を思わせる、風流な雰囲気が漂います。池に「さん俵(だわら)※1」を流す際には、束帯※2や十二単※3をまとったお内裏(だいり)様とお雛様も登場し、会場の視線を集めます。

人形を乗せた「さん俵」はひな人形の原型を模しており、池に「さん俵」を流すと、辺りは穏やかな空気に包まれます。

「さん俵」は一般の人も池に流すことができるので、子どもの健やかな成長と無病息災を願う親子連れと合わせ、園内がにぎわいます。

≪注釈≫
1、さん俵(だわら):藁で編んだ、人形やお供え物を乗せる円形の台盤のこと
2、束帯(そくたい):平安時代以降の、天皇以下公家んの正装(平安装束)
3、十二単(じゅうにひとえ):昔の女官の晴れの装束

English

The Nagashibina rite could be said to be the early origins of the Hina Festival. The venue is redolent with an elegant atmosphere suggestive of Japan’s Heian era. When releasing san-dawara*1 into the pond, festival dolls (dairi) representing the emperor and empress and wearing sokutai*2 and juni-hitoe*3 appear alongside the other dolls, drawing the attention of onlookers with their impressive garb.

The san-dawara act as pedestals for the dolls, and these combined vessels mimic the style of traditional hina dolls. As they are released, the environs are enveloped in a calming mood.

Members of the lay public are also invited to release san-dawara into the pond. The grounds are thronged with activity as families release the dolls and say a wish for the healthy growth of their children and family.

Editor’s note:
1. San-dawara: circular pedestals woven from straw and used to carry dolls and votive offerings
2. Sokutai: full ceremonial dress for Heian era nobility and the imperial family (also known as Heian garb)
3. Juni-hitoe: the formal dress of female courtiers in days of old

、まつりを動画で体験!

まつりの詳細情報

開催場所・MAP岩槻城址公園 菖蒲池周辺
アクセス…東武野田線「岩槻駅」下車 徒歩23分
主催・問い合わせ先人形のまち岩槻流しびな実行委員会
TEL:048-757-8881
公式ホームページ岩槻人形協同組合
http://www.doll.or.jp/event/#3
参考スケジュール※以下は過去の参考スケジュールです。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

【開催日:例年 3月3日前の日曜日】

■場所
岩槻城址公園 菖蒲池周辺

■時間
10:00〜14:00
※流し雛は11:00から

出原の天気占い

小鹿野

諏訪神社の祭礼行事。矢を放ち、一年の天気を占う。

2021/2/25(木)

見どころ

  • 季節行事

毎年2月25日に、小鹿野町の出原(いでわら)地区内にある諏訪神社の祭礼として開催される「天気占い」の行事。白黒の的に向けて計12本の矢を射り、農作物の豊凶に影響を及ぼす1年の天候を占います。神事の後には、米粉と大豆粉で作られた「シトギ」が振る舞われます。

まつりの歴史

天気占いの始まりは、一説には、天正18年(1590年)に小田原北条方の鉢形城が豊臣勢に攻められて落城し、その落人が出原に居を構えた時からと言われています。

一方、諏訪神社に伝わる文書によると、「その昔、村が暴風雨に襲われ、薄川が氾濫し、村の鎮守諏訪社のご神体の木像が、下流の大里郡本畠村(現在の深谷市)まで流された。その知らせを受けた出原の氏子が出向いたところ、『弓と的とシトギを供えてくれるなら、元の社に戻る』とお告げがあった。それ以来、氏子たちは昔にも増しておごそかに弓占いを行い、シトギを神に供える神事を行ってきた」とも伝えられています。

1996年には、県指定無形民俗文化財に指定されています。

まつりの見どころ

当日は午後から社殿で式典を行い、引き続き天気占いの神事が始まります。

使われる弓は、魔除けの霊力があるといわれる桃の木製で、矢は篠竹(しのだけ)に、和紙の矢ばねをつけた矢を4本作り、的は半紙に墨で三重丸が書かれた白黒二色になっています。射手は2名1組となり、3組計6人が交代で、約5メートル先の直径80センチの的に向けて、矢を放ちます。この間会場内では、古式ゆかしい厳かな雰囲気に包まれます。矢が白いところに多く当たると晴天が多い年、黒に当たると雨が多い年、的外れが多いと風が吹くことが多い年になるとされ、この結果によって、その年の農作物の作付けの目安をたてたと言われます。

的矢の神事が終わると、参拝者には米粉と大豆粉を練り込んだ「シトギ」が振る舞われ、持ち帰って食せば、ご利益があると言われています。

まつりの詳細情報

開催場所・MAP諏訪神社(秩父郡小鹿野町両神薄出原)
アクセスバス/小鹿野町営バス日向大谷・三峰口線「出原」下車
駐車場/なし
主催・問い合わせ先出原天気占い保存会

小鹿野町役場 おもてなし課
TEL:0494-79-1100
公式ホームページ小鹿野町観光協会
http://www.kanko-ogano.jp/archives/3927/
参考スケジュール※以下は過去の参考スケジュールです。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

【開催日:例年 2月25日】

■祭典・天気占い
場所:諏訪神社
時間:14:00〜

鴻巣びっくりひな祭り

鴻巣

高さ7mの日本一高い“ピラミッドひな壇”が登場

2021/2/19(金)〜6(土)

見どころ

  • 季節行事
  • 駅近

毎年2月中旬から3月上旬まで行われる「鴻巣びっくりひな祭り」。人形製作において約380年の歴史を持つ鴻巣市ならではのひな祭りです。1,800体を超えるひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇(31段・高さ7m)を初め、公共施設や商店等の協力によって、まち中のいたる所にひな人形が飾られる「まちかどひなめぐり」も実施されます。

まつりの歴史

節句人形が現在のような豪華な作りになり始める江戸中期頃から、鴻巣は「鴻巣びな」として有名で「関東三大雛市」のひとつに数えられていました。

特に鴻巣びなの着物の着付けは関東一という評判で、江戸の職人たちは競って鴻巣に修行にやってきました。明治になっても「鴻巣びな」の製作は盛んで「県内では、越谷6軒、大沢3軒、岩槻3軒に比べて、鴻巣の人形業者30軒、職人300人」という記録が残っており、その活況ぶりがわかります。

まつりの見どころ

「鴻巣びっくりひな祭り」の最大の特徴は、31段・高さ7mを誇る「ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇」です。会場となるエルミこうのすでは、1Fからひな壇を見上げることはもちろん、2Fから見下ろすこともできます。

また、びっくりひな祭りは複数の展示会場が用意され、家庭で眠っている人形を募集し、合計1万体を超えるひな人形が各会場に並びます。

まつりの詳細情報

開催場所・MAPエルミこうのす
アクセス…JR高崎線「鴻巣駅」東口直結
主催・問い合わせ先一般財団法人鴻巣市観光協会

鴻巣びっくりひな祭り実行委員会 一般財団法人鴻巣市観光協会
TEL. 048-540-3333
公式ホームページ鴻巣びっくりひな祭り公式ホームページ
http://kounosubina.under.jp/
参考スケジュール※以下は過去の参考スケジュールです。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

【開催日:例年 2月中旬から3月上旬】

メイン会場:エルミこうのす
サテライト会場:コスモスアリーナふきあげ、花と音楽の館かわさと「花久の里」、農産物直売所「パンジーハウス」、産業観光館「ひなの里」、吹上生涯学習センター

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馬頭観音の絵馬市

東松山

馬頭観音としては関東地方随一の霊場で行われる東松山の冬の風物詩

2021/2/19(金)

見どころ

  • 季節行事

毎年2月19日に東松山市の妙安寺で行われる「馬頭観音の絵馬市」。妙安寺の境内にある上岡観音は馬頭観音としては関東随一と言われており、馬の守り観音として信仰を集めています。毎年、馬に関わりの深い農家や乗馬愛好家など、多くの人が絵馬を求めて訪れます。馬頭観音の絵馬市は平成10年に国の選択無形民俗文化財に指定されています。

まつりの歴史

上岡観音は、江戸時代より軍馬の守り観音・農家の馬の観音として信仰を集め、その後は旧陸軍の騎兵隊、馬車、バクロウ、競馬界の人々からも崇められ「上岡観音を参拝しない馬持は、ウマカッタと言ってはならない」とさえ言われていました。

これまで絵馬市では、馬の絵馬だけでしたが、牛の飼育が増えた現在では、馬に代わって牛の絵馬も多くなりました。

まつりの見どころ

参道に露店がズラリと並び、多くの人出で賑わう絵馬市。家内安全や交通安全にご利益があるとされる馬や牛などが手描きされた数百枚もの絵馬が境内に並びます。馬に関わりの深い人や運送業者らが絵馬を求めてやってくる昔ながらの絵馬頒布(はんぷ)の様子が見られます。

まつりの詳細情報

開催場所・MAP妙安寺(東松山市大字岡1729)
アクセス/バス…東武東上線「東松山駅」より、熊谷駅行バス上岡下車
…国道407号を熊谷方面へ向かい、上岡交差点の手前右側
駐車場…観音堂の近くに3か所
その他情報※11:00~のお練り行列の時30分程交通規制
※お昼前後に参拝者が混みあいます
主催・問い合わせ先慈雲山妙安寺
TEL:0493-39-0052
FAX:0493-39-0139
公式ホームページ東松山市ホームページ
参考スケジュール※以下は過去の参考スケジュールです。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

【開催日:例年 2月19日】

■ご祈祷の受付
時間:9:00〜16:00

■ご神馬行列お練り
時間:11:00~

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老袋の弓取式

川越

矢を放ち1年の天候を占う、地域に伝わる伝統行事

2021/2/11(木)

見どころ

  • 季節行事

「老袋(おいぶくろ)の弓取式」は毎年2月11日に、川越市の老袋地区にある氷川神社境内で執り行われる神事。手製の弓で的を射て、その年の天候を占います。的の白い部分に多く当たればその年は晴れ、黒い部分に多く当たれば雨が多いとされています。

まつりの歴史

下老袋氷川神社は、川越市の老袋(おいぶくろ)地区下老袋に鎮座し、「軍勢(ぐんぜ)氷川明神」をまつり、地元の下老袋をはじめ、上老袋、中老袋、東本宿の氏神となっています。

「老袋の弓取式」は、かつては正月の11日に行われていましたが、現在は2月11日に氷川神社境内で行われています。この日は「甘酒」や串に刺した「豆腐田楽」がふるまわれることから、「アマサケマチ」、「トウフサシ」とも呼ばれています。

平成8年に埼玉県無形民俗文化財にも指定されています。

English

Shimo Oibukuro Shrine enshrines and consecrates Gunze Hikawa Shrine in the Shimo Oibukuro part of Kawagoe. In addition to being the local deity for Shimo Oibukuro, the deity here also is the patron deity for Kami Oibukuro, Naka Oibukuro, and Higashi Honjuku.

The Oibukuro Archery Ceremony was originally held on January 11th, but today it is held on February 11th on the grounds of Hikawa Shrine. Guests are served sweet sake and tofu dengaku on skewers. From this, it gets its alternate names, the amasake-machi and tofu-sashi.

This event was inscribed as an intangible folk cultural property of Saitama Prefecture in 1996.

まつりの見どころ

下老袋氷川神社を鎮守として崇める4地区が、協力して受け継いできた「老袋の弓取式」。下老袋地区が弓取式に使う弓矢と的、甘酒を用意し、上・中老袋地区が1年ごとに交代で豆腐田楽を作り、東本宿は下老袋の甘酒仕込みの準備を手伝います。当日、この甘酒と豆腐田楽は参拝者に振る舞われ、これを食べると1年間健康に過ごせると言われています。

矢を射る役の「ユミトリ」は全部で5名。また、地元の男児が「ユミトリッコ」として各地区から選ばれ、「ユミトリ」の後ろに控えます。

「ユミトリ」は的に向かって、それぞれ3回矢を放ちます。1回目は春、2回目は夏、3回目は秋の矢で、的の白い部分と黒い部分のどちらに当たるかで、天候を占います。白が多いとその年は晴れが多く、黒が多いと雨が多いとされています。

弓取式が終わると、「ユミトリッコ」には、丈夫に育つ御利益があると言われている弓と矢をお守りとして授けられます。また、それまで見物していた人も、同じく御利益にあずかろうと、矢や的を持ち帰ります。

≪注釈≫
※1『新編武蔵風土記稿』 江戸時代後期に編まれた、関東地域の旧国名「武蔵国」の地誌。

English

Four districts that treat the deity enshrined at Shimo Oibukuro Hikawa Shrine have collaborated to pass down the Oibukuro archery ceremony. Shimo Oibukuro prepares the bows, arrows, and sweet sake; Kami and Naka Oibukuro rotate every year to prepare the tofu dengaku; Higashi Honjuku brews the sweet sake to be used by Shimo Oibukuro. On the day of the event, the sweet sake and tofu dengaku are served to guests. Eating these is held to confer a year of good health.

In total, there are five people in charge of the archery. Additionally, local boys from around the region are selected as archer boys, and they stand at the ready behind the archers.

The archers each release three arrows at the target. The first signifies spring, the second summer, and the third fall. Depending on where they strike between the white and black parts of the target, they indicate the weather to come. The more white, the more sunny days there will  be; the more black, the more rainy days.

After the archery event, the archer boys receive bows and arrows that are held to act as charms to protect them as they grow strong and healthy. The onlookers can also take home the arrows and targets, which are held to confer blessings.

Editor’s note:
*1 Shinpen Musashi Fudo Kiko (The New Musashi Topography Chronicles) — written in the late Edo era, this topography journal discusses the layout of Musashi, the old name for the Kanto region.

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まつりの詳細情報

開催場所・MAP下老袋 氷川神社
アクセス…JR川越線「南古谷駅」より徒歩20分
バス…東武東上線「川越駅」東口、JR川越線「川越駅」東口、 西武新宿線「本川越駅」、川越06系統乗車 老袋バス停下車徒歩4分
JR川越線「南古谷駅」42系統乗車 東本宿バス停下車徒歩8分
公式ホームページ川越市
参考スケジュール※以下は過去の参考スケジュールです。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

【開催日:例年 2月11日】

■会場
下老袋氷川神社

■時間
9時30分頃~(神事、終了後に弓取式)
午前11時頃(終了)

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鬼鎮神社の節分祭

嵐山

日本で唯一、鬼が参拝者の悪魔を追い払う節分祭

2021/2/2(火)

見どころ

  • 季節行事

全国でも珍しく鬼が祀られている比企郡嵐山町の鬼鎮(きじん)神社で行われる節分祭。赤鬼・青鬼や年男が「福は内、鬼は内、悪魔外」と連呼し、福豆やみかん、団子、等を撒きます。

まつりの歴史

鬼鎮神社は全国でも珍しい「鬼」を祀った神社として知られています。

由来に関しては諸説ありますが、1182年ごろ武将・畠山重忠が現在の嵐山町に住まいとして菅谷館を建築した際に、鬼門除けとして鎌倉街道に沿って建立されたと伝えられています。

強さの象徴である「鬼」は勝利の神様として、古くは武将や軍人が訪れました。現在では合格を祈願する受験生やスポーツなどで良い成績を収めたいという方々が訪れます。毎年2月3日に行われる「鬼鎮神社の節分祭」は、鬼が参拝者の悪魔を追い払うという珍しいお祭りで、日本で唯一の鬼の祭りとも言われ大変賑わいます。

まつりの見どころ

定刻になると、白装束で金棒を手にした赤鬼・青鬼が参道を歩き、社殿に入ります。

そして特設舞台から年男、神社総代と一緒に、福豆やミカン、団子、お菓子を舞台から大量に撒きます。ここでは「鬼」が豆を撒き参拝者の悪魔を追い払うとされており、「福は内、鬼は内、悪魔外」と全国でも珍しい掛け声を言うのが特徴です。

まつりの詳細情報

開催場所・MAP鬼鎮神社(埼玉県比企郡嵐山町川島1898)
アクセス/バス…東武東上線武蔵嵐山駅東口より徒歩約15分
…関越自動車道東松山ICまたは嵐山小川ICより約15分(臨時駐車場あり)
その他情報神社前で交通規制あり
主催・問い合わせ先鬼鎮神社
TEL:0493-62-2131

一社)嵐山町観光協会
TEL:0493-81-4511
公式ホームページ嵐山町(らいざんまち)ホームページ
http://www.town.ranzan.saitama.jp/0000003382.html

一般社団法人嵐山町観光協会公式ホームページ
https://www.ranzan-kanko.jp/kidinjinja
参考スケジュール※以下は過去の参考スケジュールです。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

【開催日:例年 節分の日】

豆まきは15:00より開始予定

ごもっともさま

秩父

巨大なすりこぎ棒を突き上げる豆まき神事

2021/2/2(火)

見どころ

  • 奇祭
  • 季節行事

「ごもっともさま」は、秩父の山奥にある極彩色で美しい三峯神社で、毎年2月3日に新たな一年の始まりを祝う神事。正装に身を包んだ年男たちが豆をまくと、後ろに控える添人が「ごもっともさま!」と叫びながら、巨大なすりこぎ棒”ごもっともさま”を前上方に突き上げます。

まつりの歴史

この神事の起源は定かではありませんが、“ごもっともさま”と言われる檜でできたすりこぎ棒には悪魔を祓う(はらう)霊力があるとされており、五穀豊穣・大漁満足・夫婦円満・開運長寿などを祈願する行事として受け継がれてきました。

English

The origins of this ritual are unclear, but it is believed that wooden pestles made from hinoki cypress and called “gomottomo-sama” can ward off evil, as well as invite a fertile harvest and fish catch, conjugal bliss, and long life and good fortune.

まつりの見どころ

1m超の巨大なすりこぎ棒を突き上げて、「ごもっともさま!」と叫びながら豆まきを執り行う様子は圧巻。御前での祭祀(さいし)を終えた年男が本殿に上がると「ごもっともさま」の神事が始まります。

年男たちが「福は内、鬼は外」と唱えて福豆をまき、その合間に、添人(そえひと)※1が「ごもっともさま!」のかけ声とともに巨大な棒を突き上げます。

すると、その添人の合図に年男たちが呼応して、一斉に「ごもっともさま!」と叫びながらそれぞれが手に持った小さな“ごもっともさま”を同様に上に突き上げます。この一連の行事は「ごもっともさま」独特の光景です。

《注釈》
1、添え人:付き人、付き添い人のこと。

English

The over one-meterlong stick is hoisted aloft as one shouts, “gomottomo-sama” and strews beans about. After the priest leading the procession enters the main worship hall, the “gomottomo-sama” proceedings begin.

The men chant “bring luck in, shut demons out” as they strew fortuitous beans about. Soehito*1 intersperse these calls by saying, “gomottomo-sama” (“That’s right!”) and hoisting their sticks.

The men then respond to this cry with their own “gomottomo-sama!” and they hoist their own smaller versions of the sticks. This series of rituals is collectively referred to as the “gomottomo-sama” and is a unique sight.

Editor’s note:
1. Attendants: those attending or serving the practitioners of the event

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まつりの詳細情報

開催場所・MAP三峯神社
アクセス/バス…西武鉄道「西武秩父駅」から三峯神社行きバスで約90分
公式ホームページ三峯神社
http://www.mitsuminejinja.or.jp/new/index.htm#d0112_1
参考スケジュール※以下は過去の参考スケジュールです。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

【開催日:例年 節分の日】

■第1回
7:00〜

■第2回
11:00〜

■第3回
12:00〜

■第4回
14:00〜

■第5回
16:00〜

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不動ヶ岡不動尊總願寺節分会

加須

燃えさかる松明(たいまつ)と、鬼追い豆まきで福を呼ぶ

2021/2/2(火)

見どころ

  • 出店がたくさん
  • 季節行事

「節分会(せつぶんえ)」は、加須市の總願寺(そうがんじ)で、厄災を払い落として新しい春を迎えられるよう、毎年2月3日に行われる行事。赤鬼、青鬼、黒鬼がそれぞれ松明(たいまつ)、剣、棍棒を持ち、本堂の回廊を駆け回ります。これら3体の鬼の登場に合わせて年男たちも回廊に登ると、「鬼追い豆まき式」が始まります。毎年芸能人も参加し、福豆や福銭を撒きます。

まつりの歴史

總願寺で節分の日にあわせ、厄払いの行事が執り行われるようになったのは、江戸時代初期。約390年前から続く、歴史ある祭りです。当時、寺院等で厄払いをした者は、帰り道にお金や高価な持ち物をわざと落とすことで、厄が“落ち”、その持ち物を手にした者は、福を“拾った”と言われています。その言い伝えから、總願寺の節分会では、年男は自分で用意した福銭やお供え物をまくようになりました。

また本堂を駆け回る3体の鬼の色は、煩悩の種類を表していると言われています。松明(たいまつ)を掲げている赤鬼は“怒り”、剣を持っている青鬼は“欲深さ”、棍棒(こんぼう)を持っている黒鬼は“愚かさ”を表しています。これらの煩悩に心が奪われると誰でも鬼の姿になってしまうという言い伝えがあります。「鬼追い豆まき式」には自らの災厄を払うという意味だけでなく、鬼の姿を見て自分も鬼の姿にならないよう自らを戒める意味も込められています。

English

As part of the Setsubun holiday, Sogan-ji Temple conducts rites to ward off evil. These have been held since the early Edo period. This historic festival has been held for 390 years. In those days, those who had said a prayer of exorcism at temples would deliberately drop money or precious articles on the road. This metaphorically implied “dropping” sins, and those who picked up these articles were held to have “picked up” some luck. This custom led to the practice at Sogan-ji, where at Setsubun, men dispersed coins and offerings.

The colors of the three demons that dash about the main worship hall are also believed to correspond to different worldly desires. The red demon hoists a torch and represents anger. The blue demon holds a sword and represents avarice. The black demon holds a cudgel and represents sloth. The idea is that anyone who falls victim to these sins will themselves become a demon. The practice of ridding demons and dispersing beans is not only about warding off evil, but about seeing the demons’ forms and using this as a reminder to not become evil oneself.

まつりの見どころ

福豆で追い払われる赤鬼が、長さ3メートル、重さ30kgの燃えさかる大きな松明を揺らしながら本堂を駆け回る姿は迫力があります。

赤鬼が持つ松明の火は、總願寺の守護仏・御本尊不動明王の御前にて執り行われる、開運厄除、家内安全・商売繁盛等を祈る大護摩(おおごま)の火をいただいたもの。この火の粉を浴びると災厄が払われ御利益をいただくことが出来ると言われています。

またゲストも参加する豆まき式は、威勢のいい「福は内、鬼は外」のかけ声とともに福豆や福銭がまかれ、大いに賑わいます。夜に行われる豆まき式では、昼の会とは異なり、闇の中に赤々と燃え盛る松明が幻想的な雰囲気を作り出します。

《注釈》
1、護摩:薪で火を焚いて無病息災や商売繁盛などを祈ること

English

As the red demon is pelted with beans, he brandishes a torch that is 3 meters long and weights 30kg, making a beeline for the main worship hall — it is quite a sight to see!

The fire on the torch comes from the ogoma votive offerings performed in front of the Acala statue, the guardian deity of Sogan-ji, in the main worship hall. These offerings are for good luck, warding off evil, wishing for household safety, and prosperity in business. It is said that touching the sparks from this flame rids one of evil.

The bean sprinkling is open to guests and involves people chanting in loud voices, “bring luck in, shut demons out!” as lucky beans and coins are tossed in a lively show. The bean sprinkling at night is somewhat different and lets you see a glowing red torch dashing through the darkness.

Editor’s note:
1. Homa: burning votive wooden sticks to pray for good health and prosperity

まつりを動画で体験!

まつりの詳細情報

開催場所・MAP不動ヶ岡不動尊總願寺
アクセス…東武伊勢崎線「加須駅」北口下車 徒歩25分
バス東武伊勢崎線「加須駅」北口から、加須車庫行きバス終点下車 又は 市内循環バス 西循環コースで不動尊バス停すぐ
…東北自動車道 加須ICから約15分
公式ホームページ加須市
https://www.city.kazo.lg.jp/soshiki/shougyou_kankou/sports/kankou/15525.html
参考スケジュール※以下は過去の参考スケジュールです。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

【開催日:例年 節分の日】

■第一回目 大護摩供鬼追い豆まき式
12:00〜(昼の部) 
稚児及年男練供養 11:00~

■第二回目 大護摩供鬼追い豆まき式
16:00〜(夕の部)
 
■第三回目 大護摩供鬼追い豆まき式
20:30〜(夜の部) 

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初大師だるま市

川越

新年を祝い、縁起物のだるまで溢れかえる大縁日

2021/1/3(日)

見どころ

  • 出店がたくさん
  • 季節行事

「初大師 だるま市」はお正月の1月3日に川越の喜多院(きたいん)で開催されます。境内には、露店が軒を連ね、種類や大きさも様々なだるまが所狭しと並びます。新しい年を迎えるに当たって、七転八起の縁起物のだるまを買い求めに毎年数十万人が訪れます。

まつりの歴史

「初大師 だるま市」は川越の喜多院境内に祀られている慈恵大師のご縁日※1です。慈恵大師は、比叡山中で密教を修めて民衆の苦しみや悩みを救ったことから、古来より多くの人に「厄除けのお大師さま」として信仰を集めてきました。大師が涅槃(ねはん)※2に迎えられた日にちなんで、毎年1月3日に「初大師」という名で縁日が開かれるようになりました。

詳しい年代は定かではありませんが、明治時代初めから、初詣に訪れる多くの参拝者にさらなる御利益がもたらされるよう、だるまの露店が並ぶようになったと言われています。この「初大師 だるま市」は、戦時中でも一度も休むことなく開催され、世の景気に関わらず人出は変わらなかったと言われています。

English

The Hatsudaishi Daruma Fair is an ennichi*1 festival held at Kita-in Temple in honor of Ryogen. Ryogen practiced esoteric Buddhism on Mt. Hiei and rescue the common people from suffering. For this reason, he has long been worshipped as a great teacher who can ward off evil. Based on the day on which Ryogen reached nehan*2, the event is held every January 3 as an auspicious festival.

The exact dates are unclear, but the event is believed to have been around since the early Meiji era (1868-1912), with the sale of daruma dolls taking root in order to bring even more auspicious favors to those visiting for the first shrine visit of the New Year. The Hatsudaishi Daruma Festival has continued unbroken even during WWII, and it has enjoyed the same turnouts of people throughout the passing years.

まつりの見どころ

境内や参道に溢れかえるほどのだるまが並んでいる様は、「初大師 だるま市」ならではの光景です。露店で売られているだるまは、目の入っていない祈願だるま。購入したら今年一年の願いを込め、片目に目を描き入れます。

この祭りで見られるだるまは種類も様々。地元川越の「川越だるま」の他に、群馬県の高崎や東京都の多摩方面など、関東各地のだるまでだるまの大きさも、手のひらに乗る小さなサイズから、大人の体の半分近い大きさになるものまであります。「川越だるま」は眉に寿の字が入れ込んであり、値切って買うのが縁起が良いとされています。

また、赤色だけでなく、さまざまな色のだるまも置かれています。これらの色は、込められた意味の違いによるもの。赤色のだるまは魔除け、金色のだるまは金運、桃色のだるまは恋愛運など、自分の願いに合わせて祈願したい内容に応じた色のだるまを探すのも、この祭りの楽しみ方のひとつです。

≪注釈≫
1、縁日:神仏の降誕など特別の縁があるとして祭典・供養を行う日
2、涅槃:人間の煩悩から解脱した、悟りの境地

English

Daruma dolls cram the shrine grounds and street — seeing this is one of the signature sights of the event. The daruma for sale are those used for a prayer, meaning the eyes are not filled in. When you buy one, make a wish for the year and color in one eye.

There are numerous types of daruma on offer. The Kawagoe daruma are a local type; in addition, you will find ones from Takasaki in Gunma, Tama in Tokyo, and other Kanto region destinations. They come in various sizes, ranging from ones to fit in the palm of your hand to ones half the size of a grown adult. The Kawagoe daruma feature characters around the eyebrows suggesting good fortune. Haggling for a good price is considered lucky.

In addition to red daruma dolls, you will find many in other colors. Each of these colors corresponds to a different meaning. The red one wards off evil, while the gold one brings good fortune with money. The pink one is for love. In this way, you can search for a daruma based on what you wish for.

Editor’s note:
1. Ennichi: celebratory rites or memorials held to mark a Shinto or Buddhis anniversary or other auspicious occasions.
2. Nehan: a state of nirvana, free of worldly desire

まつりの詳細情報

開催場所・MAP喜多院
アクセス
東武東上線・JR線 「川越駅」下車 :徒歩約20分
東武東上線 「川越市駅」下車 :徒歩約18分
西武新宿線「本川越駅」下車:徒歩約15分

関越自動車道 「川越IC」より約20分
圏央道「川島IC」より約19分
公式ホームページ川越大師 喜多院
http://www.kawagoe.com/kitain/information/annual-events/0103.html
参考スケジュール※以下は過去の参考スケジュールです。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

【開催日:例年 1月3日】

■交通規制時間
9:00〜18:00

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このエリアの観光情報

岩槻の古式土俵入り(釣上地区)

さいたま(岩槻)

色鮮やかな化粧回しを身につけた子どもが、伝統の土俵入りを披露

2019/10/20(日)

見どころ

  • 季節行事

さいたま市岩槻区の笹久保地区と釣上(かぎあげ)地区で行われている伝統行事。色鮮やかな化粧回しを身につけた子どもたちが主役です。全国でも珍しく、相撲を取ることなく土俵入りのみを披露します。

まつりの歴史

「釣上の古式土俵入り」が行われる神明神社では、室町時代末期(1504-21年)から大人の相撲が奉納されていました。その後、江戸時代初期に初めて子供相撲を奉納したところ、火事、洪水、干ばつ、疫病などがなくなり、村人たちは安泰に暮せるようになったことが始まりであると伝えられています。

子どもたちの健やかな成長を願う行事として、保存会を中心に守り継がれ、「岩槻の古式土俵入り」は、平成17年2月に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

まつりの見どころ

釣上地区の古式土俵入りは、鷹や虎、鯉など縁起の良い柄が刺繍された豪華な化粧回しを身につけた子どもたちが、「年少組」と「年長組」に分かれます。その他、最年長者3名で「三役」、そこに1名加えた4名で組む「二人組」「四人組」でも土俵入りを披露します。

土俵入りは、地区の子どもたちによるお囃子からスタート。子どもたちは行列を作って行司の先導で土俵入りし、相撲の型を披露します。入退場の際の「ヤッコ踏み」という独特の歩き方が特徴で、手のひらを外側に向け、片手を額に、片方を腰に交互に当てながら歩きます。

役目を全うする子どもたちの真剣な表情が、厳かな雰囲気を作り出します。

まつりの詳細情報

開催場所・MAP釣上神明社(岩槻区大字釣上220)
アクセス…JR武蔵野線東川口駅北口から国際興業バス「新越谷駅」行きなどに乗車、「釣上」下車、徒歩約8分
その他情報見学者用の駐車場なし。雨天決行。
主催・問い合わせ先釣上神明社
さいたま市教育委員会文化財保護課
TEL:048-829-1723
公式ホームページさいたま市/文化財紹介 岩槻の古式土俵入り
city.saitama.jp
参考スケジュール※以下は過去の参考スケジュールです。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

【開催日:例年 10月】

■奉納(土俵入り)
場所:釣上神明社
時間:13:30〜14:40