歴史・見どころ

箭弓稲荷神社の火伏神事歴史・見どころ

歴史

古くから日本全国でみられる稲荷神社は、火伏せのご利益があるとして信仰されてきました。箭弓稲荷神社の火伏神事は、火の災禍がないことを願う行事です。

かつては陰暦11月8日の「ふいご祭」で行われていましたが、戦後の初午(はつうま)の日に約100軒を焼いた「松山の大火」があってからは、初午祭に併せて行うようになりました。それにより東松山市内では、「初午の早い年は火事が多い」などと言い伝えられ、この日に限ってお風呂を焚かないという風習もあるようです。

全国の稲荷神社の初午祭は2月の最初の午の日に行うことが多いのですが、箭弓稲荷神社ではひと月遅れて3月の初午にお祭りを行っています。

見どころ

火伏神事には消防関係者や氏子などが主に参列します。始まりの時間になると神官に続き神の使いである白狐が入場し、会場は厳かな雰囲気に包まれます。境内には砂でかたどった円形の炉があり、その中の火を白狐に扮した4名が「エイ!エイ!エイ!」という掛け声とともに砂や水を投げて鎮めます。燃え盛る火を前に行う神事は迫力と緊張感があります。

白狐、氏子、消防関係者が火を鎮めたのち、一般の方も参加することができます。水や砂、青菜を刻んだ「火伏具」を100円で買い求め、神の使いの白狐が見守る中「エイ!エイ!エイ!」と声を上げながら「火伏具」を炉の中に投じ、火を鎮めます。このように火を鎮めることで、その年は火災の被害にあわないと言われています。

また、翌日の初午祭では「食べるお守り」として、「揚護符(あげごふ)」が頒布されます。「揚護符」は神社の焼印が入った油揚げで、一年でこの日しか買うことができないものです。

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