塚越の花まつり歴史・見どころ

歴史

「花まつり」はもともとお釈迦様の誕生を祝う行事で、日本各地で行われているものです。
「塚越の花まつり」は、準備から当日までの一連の行事を子どもたちが行い、当日は野山で摘んだ花をまきながらお堂に向かうという可愛らしい光景が特徴的です。

祭りの歴史は古く、行事で使われている物の中に「天明六年」の記述があることから、200年以上前から行われていたと考えられています。

以前は、お釈迦様の誕生日の1か月遅れの5月8日の早朝、子どもたちが学校へ登校する前に行われていましたが、現在は祝日である5月4日に開催されています。平成2年には、埼玉県指定無形民俗文化財に指定されました。

見どころ

朝7時の花火を合図に、子どもたちは熊野神社を出発し、山の中腹にある米山(よねやま)薬師を目指します。子どもたちが野山で集めた籠いっぱいの花をまきながら登る姿は春らしく、また子どもならではの可愛さも相まって、とても美しい光景です。

その花の上を子どもたちは「花御堂※1」と「誕生仏※2」を担ぎながら静かに進みます。
薬師堂に着くと、お釈迦様に甘茶※3をかけて誕生を祝います。その後、子ども達は境内で輪になって、籠の中の花を大空に向かって一斉にまきます。大空に向かってまかれた花々が空中で舞っている姿はとても色鮮やかで、心を奪われてしまう程です。

《注釈》
1、花御堂(はなみどう):花で飾った、小さい堂。花祭りではこの中に「誕生仏」を安置する。
2、誕生仏(たんじょうぶつ):釈迦の誕生時をかたどった彫像
3、甘茶:アマチャの葉を煎じて出した甘い飲料。お釈迦様が生まれたとき、九つの竜が現れて生まれたばかりのお釈迦様の体に甘い水を注いで産湯としたといわれることから、誕生仏に甘みのある茶を注いで誕生を祝う。

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