圧巻の山車共演から市民みんなでボンダンスまで!「ところざわまつり」に密着
ところざわまつりレポート

圧巻の山車共演から市民みんなでボンダンスまで!「ところざわまつり」に密着

毎年10月に行われる所沢の秋の祭り「ところざわまつり」。所沢駅西口から始まるプロぺ通り、昭和通り、ファルマン通り、銀座通り、そして金山町通りまでの長い商店街を使い、10基の山車や神輿が練り歩く大規模なお祭りです。そして何よりも子どもから年配の方まで市民が中心となり、訪れる見物客を楽しませる工夫を凝らしている祭りなのも特徴です。
さいたまつりでは、2018年10月7日(日)に行われた「ところざわまつり」で、メインとなる “山車と神輿行事”を中心に密着取材してきました。ぜひ当日レポートをご覧になりながら、お祭りの雰囲気を味わってみてください。

 

豪華絢爛な10基の山車や女性が担ぐ神輿など、見どころ盛りだくさん!

「ところざわまつり」は、午前中に鼓笛隊・バトンによるパレードや民踊流し、よさこい鳴子踊りなどから幕を開けます。

 

地元グルメが楽しめる銀座中央広場の屋台村や元町コミュニティ広場の所沢市観光物産展なども同時にオープンするので、所沢の地ビールや狭山茶スイーツ、地元製麺所のうどんなど名物グルメに舌鼓を打つのもおすすめです。「ところざわまつり」の合間に地元グルメを、堪能してみてはいかがでしょうか。

 

13時、イオン所沢店の前では、日栄会(商店会)によるオープニングセレモニーが始まります。

 


日栄会のオープニングセレモニーでは、町内会長による挨拶が行われます。

 


地元女性を中心に構成された「彩女會(あやめかい)」の太鼓演舞が続きます。

 


女性ならではの華麗さの中に力強さも感じられます。

 

太鼓演舞が終わると、彩女會の「ざわ神輿」が「ソーレ!ソーレ!」という掛け声で登場します。神輿の重量はなんと175㎏もあるのだそう。女性の力だけで持ち上げているのだから相当なパワーが必要ですよね。

「ざわ神輿」は、イオン所沢店から所沢プロぺ商店街を通り、所沢駅まで練り歩きます。

その頃、街中では山車の曳き回しや、神輿の練り歩きも行われています。

 


こちらは「ホイサー!」と威勢の良い掛け声をあげる男性中心の「武州七祭會」の神輿です。

 


こちらは星の宮会の山車。所沢で生まれた古谷重松氏が興した「重松流(じゅうまりゅう)祭囃子」※1のお囃子に合わせて激しく舞う“天狐”の姿も。

 


会場の各所では、各町・囃子連による「居ばやし・屋台運行」も行われます。

 


山車が出合うと、その場で即興の“曳っかわせ”が行われることがあります。

 


日東山車がお囃子と舞を披露。お囃子のリズムに呼応する扇子の舞も見どころです。

 


この地域独特の手締め「所沢締め」の最後に「めでてえなあ!」と独特のふりを入れる、日東の独自パフォーマンス。見物客から拍手喝采です!

各町の渾身のお囃子と踊りを堪能!山車3基と神輿の共演

14時から「ところざわまつり」の見どころの1つである山車・神輿の共演が所沢駅西口で行われます。山車3基(旭町・御幸町・日東(日吉町・東町)の山車)と「ざわ神輿」の共演です。

 


続々と所沢駅の西口に山車が集まってきます。

 


こちらは明治6年に制作された「御幸町」の山車。1969年に所沢市の『文化財』に指定された、非常に貴重な山車です。

 


旭町の山車は老朽化のため、2013年に有名な彫刻家によって作られた新しい山車です。

 


日東囃子連の山車も所沢駅西口に集まってきました。

 


3基の山車が所沢駅に集合すると、ざわ神輿と向かい合うように共演が始まります。この共演を一目見ようと、周りは大勢の見物客で賑わいます。

 


所沢駅西口に並んだ3基がお囃子と舞を披露。3基の山車で演奏されるお囃子の共演は聴き応えがあります。

 

夜は幻想的な“曳っかわせ”と熱気あふれる“ボンダンス”が見どころ!

日が暮れると、同じ時間に別々の場所で行われる“曳っかわせ”と“ボンダンス”など、ところざわまつりの見どころが詰まったクライマックスを迎えます。曳っかわせ”は祭りで曳きまわしを行う全10基の山車のうち、旭町・御幸町・日東を除き、有楽町を加えた8基により、元町コミュニティ広場で行われます。かなり美しいものなのでクライマックスを飾るものに相応しい演目の1つとなります。

 

 


こちらが元町コミュニティ広場にて行われる“8基の曳っかわせ”。8基が一同に会するのはこのタイミングだけです。それぞれの町内で微妙に異なるお囃子を、じっくり聴き分けてみてくださいね。

 


獅子や天狐、おかめなど次々に登場する踊りも最高潮に!見ていてとっても楽しめますよ。

時同じくして、イオン所沢店の前では名物“ボンダンス”がスタート!これは、石井竜也氏が歌う『花まつり』という曲に合わせて踊るもので、PTA主導で所沢市内の学校で始めたものなのだそう。市民にはなじみのある歌なんだとか。

 


『花まつり』が流れはじめると、なんと花傘鉾が音楽に合わせて上下に昇降しだします。会場は非常に盛り上がっています!

 

 


大人も子どももみんなで“ボンダンス”!いかに所沢市民に根付いているのかが分かりますよね。

この“ボンダンス”と“曳っかわせ”の2会場はそこそこ距離があるため、どちらも楽しみたい場合は、“曳っかわせ”をある程度楽しんだら、急いでイオン所沢店へ向かうことをおすすめします。どちらも20時くらいまで見られます。

 


アンコールもあり、2回目の“ボンダンス”が踊り終わった後は、同じイオン所沢店の前にて、フィナーレが始まります。会場にいる見物客に配られたカラフルな風船が合図の音とともに宙を舞います。

 


彩女會による「ざわ神輿」の登場です。日東山車に向かって勢いよくスタート。全員さらし姿で最後の雄姿を見せてくれました!

 


迎え入れた日栄会の理事長による最後の挨拶と、お祭りに関わった方への感謝の言葉が述べられると、場内からも鳴りやまない拍手が響き渡りました。

大人から子どもまで、所沢市民が一丸となって盛り上げる「ところざわまつり」もこれにて終了です。1日だけのお祭りですが、昼間から夜まで様々な見どころがあります。2018年はお天気にも恵まれて最高のお祭り日和となりました。美しい山車や神輿を見るのも楽しいですし、お祭り会場に並ぶ屋台には、地元のお店が参加しているものが多く、絶品グルメも堪能できます。ぜひこのレポートでお祭りの見どころを押さえて、来年の「ところざわまつり」に参加してみてはいかがでしょうか。

(取材日:2018年10月7日)

≪注釈≫
※1.所沢生まれの古谷重松(ふるやじゅうまつ)が編み出した囃子の流派で、決まった譜面はなく、全て口伝で現在まで継承されている。

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