歴史・見どころ

大瀬の獅子舞歴史・見どころ

歴史

大瀬の獅子舞の始まりは、1662年に大瀬村の領主になった森川下総守(しもうさのかみ)より、獅子頭を拝領してから始まったと伝えられ、350年以上の歴史をもちます。

本地域は古くからの稲作地帯であり、雨乞い行事と稲の病害虫駆除、また人々の悪疫防除の夏祈祷の祓いとして行われてきました。

獅子舞は江戸時代に盛んであった富士浅間信仰※1と深く結びつき、舞の形態も、3体の獅子親子が富士山に登る途中の出来事を、物語風に描いています。

また、1991年には県の無形民俗文化財にも指定されました。

見どころ

通常、祝いなどに舞う神楽獅子は、一つの獅子頭を2人でかぶりますが、大瀬は風流獅子で、一つの獅子頭を1人でかぶる「1人立ち・3頭連れ」の獅子舞です。3体の獅子親子にもそれぞれ特徴があります。大獅子は兄獅子で顔が青く、金色の眉に目をむき出し、勇ましい表情をしています。中獅子は弟獅子で黒い顔が特徴。女獅子は、大獅子・中獅子と比べ角がなく、少し穏やかな表情をしているのが特徴です。

舞の構成は、序の舞、本舞、結びの舞に分けられており全部で12掛り(種類)あります(当日に舞われるのは、そのうち8掛り程度)。囃子笛を用いた笛は17曲目もあり、本舞の情緒豊かな哀調を込めた笛の音は、観客を魅了します。

また、獅子が舞うとよく雨が降り、舞庭を足でかき回し泥んこになることから、「ドロンコ獅子」とも呼ばれています。


《注釈》
1、富士浅間信仰:富士山そのものを神と見立てて、信仰・崇拝の対象とすること

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