白石の神送り歴史・見どころ

歴史

白石の神送りは、かつて秩父郡や比企郡で行われていた疫病退散を願う行事が、今日まで伝承されたものです。以前は、毎年5月の初丑の日に行われていましたが、平成7(1995)年より、5月の第二日曜日に執り行われるようになりました。

当時は先頭で笛を鳴らしたり、神輿の後ろで竹筒で作った法螺笛(ホラガイ)を響かせていたそうです。平成24 (2012)年に、県指定無形民俗文化財に指定されています。

見どころ

祭り当日の午後、神事の行われる八坂神社では、豆を炒って半紙に包んだ おひねり(カワラガシ)で身についた病鬼を拭き取り、そのカワラガシを神前に捧げます。その後、カワラガシは青竹で作った神輿に乗せられ、住民たちがこれを担ぎ、再び「奈婦利神(なぶりがみ:疫病退散の神)を送るぞ、かぜの神を送るぞ」という、疫病退散の願いを墨書した小旗を持ち、地区内を練り歩きます。旧村境に着くと、病魔が移ったおひねりを川の下流へと送り出し、地区内から病疫を送り出します。

その後、中央に穴の開いた大きなわらじを、フザギ(結界)として村境に縄で吊るし、疫病等の再侵入を封じます。住民たちが伝統をつないできたお祭りで、新緑の白石地区に参加者の歓声が響く賑やかな行事です。

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