本庄まつりレポート

明治初期の豪華絢爛な山車が登場!「本庄まつり」レポート

 

毎年11月に本庄市で行われる「本庄まつり」。中山道本庄宿の金鑚(かなさな)神社例大祭の附祭り(つけまつり)として江戸時代に始まりました。この祭りの特徴は中山道でもっとも古い歴史を持つ山車の数々。
明治初期に作られた豪華絢爛な美しい山車が、本庄の街で曳き回されます。

さいたまつりでは2019年本庄まつりの2日目に密着取材を行いました。
中山道でも有数な豪華な山車の姿を、余すことなくお伝えいたします!

 

豪華絢爛な山車が金鑚(かなさな)神社に集結

本庄まつり2日目のスタートは本庄宿の総鎮守である「金鑚(かなさな)神社」からスタート。午前11:00過ぎ、金鑚神社前には、すでに各町の山車が集結し、それぞれの町がお囃子を奏でながら、昼から始まる御神幸祭(ごしんこうさい)を待ちます。

 

本庄まつりは、この金鑚神社の例大祭の附まつりが起源。山車の巡行を含む全ての行事はここからスタートします。

 

神社の前の通りにズラリと並んだ各町の煌びやかな山車。今回は令和初の本庄まつりということもあり、各町の山車には「奉祝 天皇陛下御即位」の幕が飾られ、より一層華やかに祭りの“めでたさ”を演出していました。

 

本庄まつりの特徴である豪華な山車。明治初期に作られた歴史ある山車も、丁寧に修復され、煌びやかな光を放っています。

 

山車の上では、子どもたちが元気にお囃子を奏で、祭りの始まりを盛り上げます。

 

金鑚神社の境内では、2日目の山車巡行のスタートにあたる「御神幸祭(ごしんこうさい)」の準備が進められています。

 

12:10頃から始まった神事。金鑚神社を出発する神輿に向かって祝詞を読み上げたり、神社に祀られている御霊を神輿に乗せたりと、厳かな空気の中執り行われます。

 

神事が一通り終わったら、いよいよ神輿の担ぎ出しです。

 

神社の入り口に祭り関係者が集合すると、金鑚神社に祀られている御霊を乗せた神輿をはじめ、各町の山車が整列して本庄の街中を進行する御神幸祭がスタートします。

 

金鑚神社の神主さんを先頭に、ゆっくりと御神幸祭の行列が続きます。

 

雅楽が奏でられる中、御霊を乗せた神輿が進み、それに続いて各町の山車が動き出していきます。

 

すでに露店で賑わっている街の通りを、堂々と進む山車の姿は見事な迫力です。

 

お囃子を奏でる子どもたちも笑顔にあふれ、楽しそうに祭りを活気づけます。

この後、御神幸祭の行列は本庄の街中を練り歩き、各町の会所などを巡った後に、駅前通りに移動していきます。

駅前通りを10基の山車が勇壮な姿で巡行!令和元年のスペシャル企画ドローン撮影も

昼間の最大の見どころは、14:30頃から行われる駅前通りの山車巡行です。本庄駅から北に伸びる駅前通りに、綺麗に整列した山車を一挙に見れます。

 

駅前通りには道路を挟んだ電線がないため、路地を巡行している時には姿を見せなかった山車人形が、頂上に現れます。

 

集まる各町の山車のボルテージも最高潮!太鼓の叩き手は、身を乗り出して威勢良く掛け声をあげます。

 

山車の周りでは、引き手たちが扇子を振ってお囃子の叩き手を煽り、場を盛り上げていきます。

 

そうこうしているうちに、各町の山車が集合。全ての山車の上に人形が飾られ、高さ6メートル近くになった豪華な山車がずらっと整列します。
一直線に並んだ山車の姿は、まさに圧巻。集まった観客の目を釘付けにしていました。

 

そして令和元年の限定企画、ドローンを使った山車揃え撮影。さいたまつりインタビューでお話を伺った猪野さんのアイデアで実現する、今年ならではの取り組みです。

>猪野さんのインタビュー記事はこちら

 

大空に舞い上がったドローン。上空からはどのような姿が映し出されているのでしょうか。

 

上空のドローンに大人も子どもも大興奮!

 

企画を発案した猪野さんも、上空に向かって思わず手を振ります。

「100年後にもこのまつりの様子を残したい」そんな想いで今回のドローン撮影を行った猪野さん。長きにわたって、今回の写真が語り継がれていくと良いですね!

 

夜の山車の勢揃いはクライマックスにふさわしい大迫力の瞬間!

2日間にわたる本庄まつりもいよいよクライマックスに向かいます。陽が落ちた頃から、各町の山車の提灯には明かりが灯され、幻想的な姿に変わっていきます。

 

昼には太陽の光で煌びやかに輝いていた山車も、夜は提灯の暖かい明かりで幻想的に輝きます。

 

お囃子の叩き手も、明かりの下で一層賑やかに演奏をしています。

本庄まつりのクライマックスは、19:00頃から「はにぽんプラザ」で行われる山車勢揃いです。街中を練り歩いていた山車が、一斉にはにぽんプラザに集結し、お囃子の叩きあいなどを披露します。

 

散り散りになっていた山車が、山車勢揃いに向けてはにぽんプラザに集まり始めます。

 

すでに多くの観客が詰めかけているはにぽんプラザ。集まった人を搔きわけるように、山車が整列していきます。

 

集まった山車の上には再び山車人形が登場し、完全な姿で最後の山車揃えを待ちます。

 

19:30には全ての町の山車が集合!本庄まつりといえばこの景色、といわんばかりの圧巻の様子が会場に広がります。

 

幻想的な明かりに包まれた山車が並ぶ様子を間近でみられるのは、本庄まつりの醍醐味です。

 

全ての山車が揃ったところで、フィナーレのセレモニーがスタート。本庄市の市長や関係者の挨拶が行われます。

 

最後に纏(まとい)振りが披露されたのち、セレモニーが終了。

 

改めて各町がお囃子を奏で始め、最後の叩き合いが始まります。

 

山車たちがゆっくりとはにぽんプラザを後にし、各町へ戻っていきます。

 

いくつかの山車が向き合って、叩きあいを披露する場面も!
今年の本庄まつりを名残惜しむかのように、最後の力を振り絞って、今日一番の迫力の叩きあいを披露してくれました。

2日間に渡る本庄まつり。今回は2日目に密着させていただきました。
中山道でもっとも古い歴史をもつ祭りの一つと言われ、明治初期から大切に扱われてきた山車の迫力は、すばらしいものでした。
また、子どもや若い方の参加も非常に多く、活気溢れる祭りという印象があり、伝統を守り、永く受け継がれていくことを願う、そんな人たちの想いが本庄まつりの魅力を生み出しているように感じました。

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