あがる水しぶき!入り乱れる山車・神輿!深谷まつりレポート
深谷まつりレポート

あがる水しぶき!入り乱れる山車・神輿!深谷まつりレポート

渋沢栄一生誕の地、深谷。この街を舞台に、夏に行われる「深谷まつり」は八坂まつりを起源とした300年以上続く祭りです。

神輿に勢いよく水をかけたり、駅前で山車・神輿が入り乱れたりと、豪快で華々しい祭りなのが特徴です。また、40年以上の時を超えて2019年から復活する「八坂神社の還御・宮入り」も注目どころ。その様子をお届けします!

昼の子ども神輿は、豪快な水かけ神輿!

深谷まつりは昼の部と夜の部に分けて開催されています。昼の部では、中山道にて子供たちの「みこし渡御」や山車・屋台の集合と叩き合いなどが行われます。

 

午前の部は9時40分頃からスタート。地面を照りつけるような日差しで、うだるような暑さの中、祭り関係者が中山道に集まります。

 

 

会場に近づき、聞こえてくるのは「わっしょい!わっしょい!」という、神輿を担いだ子どもたちの元気な声。この暑さの中、声を張り上げ思いっきり神輿を担いでいます!

 

そんな子どもたちが担ぐ神輿に、豪快に水をかけるのが深谷まつりの子ども神輿の特徴。

 

全身ズブ濡れになりながら、うだるような暑さで火照った体をクールダウン。掛け声にますます熱がこもります。

午前の部は、9時40分〜11時までの約80分。流石の暑さで、長く続けるのも危険なため、短時間で一気に会場を盛り上げていきます。

 

しばらくすると、中山道の両側から山車が集まり始めます。

 

各町の山車がお囃子を奏でながら中山道を巡行します。子ども神輿の掛け声にお囃子が加わり、さらに賑やかさが増します!

 

各町の山車が新駅通りに集合。

 

お囃子を奏でる山車・屋台が集まることで、賑やかな音が深谷の街に響き渡ります。

 

山車が集まるのと同時に、宮神輿も新駅通りに担ぎ込まれ、集まった山車の中心に鎮座されます。

 

山車・屋台、神輿が全て揃い、手締めが行われました。

 

実行委員長の挨拶をへて、午前の部が終了。午後の部に向けて祭りは一旦休憩となります。

 

居囃子、山車・屋台、町神輿…深谷まつり全てが集結する午後の部

午前中の賑やかさが一段落し、昼を挟んで15時過ぎから午後の部が始まります。
午後の部は、深谷駅前の祭り会場を中心に、花こいソーラン、ダンスイベントなどからスタートし、夕方から神輿や山車・屋台が駅前に集結します。

 

15時を過ぎた頃、まつり会場付近の道路は交通規制が敷かれ、華やかな衣装に身を包んだ踊り手たちによる花こいソーランや地元の子どもたちによるダンスイベントなどが行われます。

 

沿道にいる観客から声援を受けながら、華麗な踊りが披露されていきます。

花こいソーランやダンスイベントで盛り上がった祭り会場一帯は、夕方になると大人たちが担ぐ神輿が渡御を始めます。

 

午前の子どもたちの元気一杯な掛け声とは少し違い、「セイヤ!セイヤ!」と重みのある掛け声とともに、迫力ある神輿渡御が行われます。

 

駅前には次々と神輿が集まり、ロータリーを回るように渡御します。

 

まつり会場には、ずらっと居囃子が並びそれぞれがお囃子を奏でています。

 

居囃子の前を次々と神輿が渡御。奏でられるお囃子が、神輿の担ぎ手を鼓舞し、担ぎ手もさらに掛け声を張り上げていきます。この居囃子と神輿の競演も深谷まつりならではの光景です。

 

18時40分ころから、今度は各町から山車・屋台が駅前に集まり始めます。
提灯に明かりを灯した山車・屋台は、昼の姿とは異なり、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

 

各町の山車・屋台、神輿が全て祭り会場に集結した19時過ぎ、深谷まつりはクライマックスを迎えます。

 

祭り会場の特設ステージでセレモニーが行われた後、最後の叩き合いが始まります。

 

当番町が叩き始め、次いで他の町もお囃子をスタート。勢揃いした山車の前を、神輿が渡御していく様子は深谷まつりならではの光景。圧巻です!

 

神輿の上に乗って、担ぎ手を盛り上げる町も。
祭り会場のボルテージが最高潮に達したその時…

 

深谷駅をバックに、花火が打ち上げられ、深谷まつり一番の盛り上がりを見せました!

こうして深谷まつりは終了。灼熱の太陽が照りつけるなか始まった祭りは、夜空に広がる花火をクライマックスに、最高潮の盛り上がりを見せて幕を閉じました。

 

今年の深谷まつりはこれで終わりじゃない!40年以上の時を経て復活する「還御・宮入り」

豪華絢爛な山車・屋台、神輿が集まり、大きな盛り上がりを見せた深谷まつりですが、実は2019年はこれだけでは終わりません。
事前に関係者インタビューでも伺っていた、八坂神社への還御と宮入りを行う「還御祭」が実施されます!

 

還御祭は、深谷まつりの翌日の夜に行われました。八坂神社の宮神輿が祭りの御仮屋から八坂神社に還御(担いで戻ること)し、そこで神輿に乗った御霊を宮入り(御霊を神社に返す)するという行事です。

向かう先は瀧宮神社。八坂神社が合祀されている神社です。

40年以上行われていなかったこの還御・宮入りを、年号が「令和」に変わるタイミングで復活させようと取り組むものです。

 

還御に集まったのは、各町から集まった100名以上の担ぎ手たち。40年の時を経て復活する還御をしっかり執り行なおうと、集まった人たちにも気合がみなぎっている様子が伝わってきます。

還御は、新駅通りから瀧宮神社まで約30分の道のりを神輿を担いで行われます。

 

新駅通りでの神事が終わったのち、手締めを行い、いよいよ担ぎ出し!

 

煌々とした光を放つ神輿を担ぎ、瀧宮神社に向けて出発です。

 

先導がゆっくりと歩きながら、瀧宮神社への道を誘導します。

 

深谷駅を越え、瀧宮神社は目前。用水路を渡って、いよいよ境内に入っていきます。

 

瀧宮神社に入ってからも、しばらく境内の中で神輿を担ぎ続けます。静かだった瀧宮神社に威勢のいい掛け声が響きわたります。

 

担ぎ手の顔に、疲れの色が見え始めた頃、ようやく宮神輿を鎮座させます。

 

先程までの担ぎ手の声が嘘のように静けさを取り戻した境内で、厳かな空気の中、宮入りの神事が執り行われます。

 

鎮座された神輿から御霊を本宮に戻します。
こうして、還御・宮入りの行事は全て終了。時刻は22時をまわり、あたりはすっかりと静けさに包まれ、深谷まつりの全ての行事が終了しました。

いかがでしたか?
300年以上続く伝統行事「八坂神社例大祭」を含む深谷まつり。真夏の厳しい暑さの中、豪快に水をかけて神輿を担いだり、山車・屋台と神輿が競演したり、様々な魅力の詰まった祭りでした。
40年以上の時を越えて復活した「還御・宮入り」も無事に執り行われ、この伝統が今後も脈々と続いていくことを願っています。

トップに戻る