平方祇園祭のどろいんきょ行事歴史・見どころ

歴史

この行事が始まった由来や年代は定かではありませんが、約200年の歴史があると思われます。

7月中旬に行われるこの祭りは、多くの夏祭りと同じく「悪疫退散」の意味があるとも考えられています。というのも、祭りが行われる「八枝神社」は、明治以前は「牛頭天王社」と呼ばれ、牛頭天王※1を祀った神社でした。牛頭天王の祭礼として全国的に有名なのが、京都・八坂神社の「祇園祭」です。「祇園祭」は悪疫退散を祈願する祭りであることから、「どろいんきょ」も同じ意味を持ちます。

《注釈》
1、牛頭天王(ごずてんのう):スサノオノミコトとも呼ばれ、祇園祭の総本山とも言える京都の八坂神社(祇園社)に祀られているだけでなく、八坂神社をはじめとする全国の鎮守社の御祭神

みどころ

このお祭りの特徴は「いんきょ神輿」と呼ばれる、装飾のない白木造りの神輿です。神輿は神酒所※2である数か所の民家に寄りながら、町内を渡御※3して行きます。

神酒所の家の庭には、大量の水がまかれていて、庭の土は水を含んで泥状になっています。白木の「いんきょ神輿」は到着すると、泥の中に投げ入れられ、どんどんと泥だらけになっていきます。このように、「いんきょ神輿」を転がすことを「どろいんきょ」と呼び、この祭り一番の見どころです。神輿を横にぐるぐると回転させたり、垂直に立てた神輿を勢いよく倒して、泥が飛び跳ねる様子は迫力満点。

神輿は全ての神酒所を巡ると、「お山納め」といって八枝神社に戻っていきます。

《注釈》
2、神酒所(みきしょ):渡御の途中で酒肴を振る舞う場所
3、渡御(とぎょ):神輿・山車などが出かけて行く(巡行)こと

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