出来島あばれみこし歴史・見どころ

歴史

利根川に接する妻沼地域の集落は、利根川と共に歴史を刻んできました。利根川は頻繁に氾濫し、村落の境界は常に変動していました。「出来島」の地名は、洪水になると、村が水面に浮かぶ島のようになることから名付けられたと言われています。

連続堤※1が築かれる以前は、対岸(群馬県)の集落との船による往来が盛んでした。当時、「関東の三大祭り」の一つとも謳われてきた世良田(現群馬県太田市)の祇園祭りは、約450年もの歴史を持ち、出来島周辺の人々も川を渡って祇園祭りを見に行き、影響を受けていたそうです。世良田の祇園祭りが神輿を新調すると、出来島が古い神輿を譲りうけて、祭で担ぐようになりました。その神輿の受け渡しの際、世良田の神輿を利根川に流して、出来島河岸で引き上げたことから、この祭りが始まったと言われています。

見どころ

祭り当日、神輿は早朝に神社を出発し、出来島地区全域を練り歩いたのち、夕方に川に入ります。神輿は、利根川の堤防に集まった見物客に見守られ、威勢の良い掛け声とともに川に入り、いったん完全に沈められてから、ゆっくりと垂直に立てられていきます。クライマックスでは、立てた神輿のとんぼ※2の頂上に担ぎ手たちが順番にのぼってゆき、川面に向かって豪快に飛び込みます。激しい水しぶきが上がり、観客からは歓声が沸き上がります。

《注釈》
1、連続堤:流水に沿って連続して造られる堤防
2、とんぼ:御輿を担ぐ棒

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