【スポット】ようばけ

「ブラタモリ」でも話題になった秩父の地層! ここ小鹿野にも、地層や化石ファンがこぞって訪れる“巨大な地層”があることをご存知でしょうか? その名も「ようばけ」です! 1,500万年前、この小鹿野をはじめ秩父一帯は海の底でした。国指定天然記念物「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」にも指定されている「ようばけ」は、そこが海であったことを示す巨大な地層で、埼玉の奇獣とよばれる「パレオパラドキシア」という海に棲む哺乳類の化石をはじめ、クジラやサメ、貝などの化石が数多く見つかっています。豊富な展示物やパネルで解説している「おがの化石館」とともに訪れてみれば、さらに歴史への理解が深まります。

 


まずはこの地域一帯が海底だった時代、1,500万年前の地層が見られる「ようばけ」へ。「ようばけ」へ行くには「おがの化石館」に駐車して、そこから徒歩で約5分です。目の前に流れているのは赤平川。川の右岸(写真右)に見えている白い岩肌の崖が「ようばけ」です。

 


「ようばけ」は、秩父地方の方言で「陽」の当たる崖(はけ)を表した言葉なんだとか。約1,500万年前に堆積した地層で、高さ約100m・幅約400mもの大きな岩肌がむきだしになっています! カニや貝などの化石が見られるなど、地層の露出状態は有数の規模を誇っているそう。当時ここが海底だったとは……。太古の昔に思いをはせながら、ただただ圧倒されるばかりでした。

 


「ようばけ」を見たあとは、「おがの化石館」へ。「ようばけ」をはじめとした秩父地方の地層の成り立ちや、ここで発掘された貴重な化石の数々に出会えます。中でも古秩父湾にかつて生息していた海棲哺乳類「パレオパラドキシア」の化石は必見です!

 

中に入ると早速「パレオパラドキシア」とご対面! 特徴的なのがシャベルのようなアゴ! 日本から北アメリカ大陸の西海岸の海辺にのみ棲息していたといわれていますが、くわしいことが分からず、いまだに謎の多い生き物です。

 

「おがの化石館」は、小鹿野で発掘された化石をはじめとした秩父地方の化石から、世界各地の化石までたくさん展示されています。

 


2階の展望デッキからは、「ようばけ」の大パノラマが楽しめます。天気の良い日は、設置してある望遠鏡で地層を一つ一つじっくり観察したり、ゆっくり周辺の山々の景観を楽しんだりするのもおすすめです。

 


また、VR(バーチャルリアリティ)を使って、「1,500万年前の古秩父湾探検」や「ようばけ 空中散歩」が体験できるなど、ワクワクする3種類のVRが用意されています。(体験料は税込300円)

1,500万年前の秩父にタイムスリップした気分が味わえる大地層「ようばけ」。さらに、世界でも珍しい大発見だった「パレオパラドキシア」に出会える「おがの化石館」。セットで訪れれば地層や化石への理解が深まり、“地層博士”や“化石博士”になれる日も近いかも!

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