小鹿野

地層ファン興奮の「ようばけ」! 巨大わらじカツや金賞受賞ワインなど、隠れ名産もたくさん!

秩父盆地のほぼ中央に位置する小鹿野(おがの)町。風光明媚な土地柄には、国指定天然記念物にも認定されている神秘的な古代地層の景観も楽しめます。さらに、世界を驚かせた珍獣や金賞受賞のワイナリーなど隠れた名産もたくさんあります! 訪れたらその魅力に取りつかれてしまうかも。

【グルメ】東大門

 

小鹿野のグルメといえば「わらじかつ丼」は外せません。今では、秩父市内の多くの場所で食べられるようになったものの、もともとは小鹿野が発祥の地。そんな小鹿野で、異彩を放つ(?)ほど大きな「ドデカわらじかつ」を提供しているお店が「東大門」です。

 


「東大門」は小鹿野の中心街にある精肉店が営む焼肉レストラン。昭和45年に精肉店として創業した「東大門」は、昭和47年からレストランをスタート。その頃から「わらじかつ丼」を提供しているそうです。

 

ランチ時には「わらじかつ丼」を求めて多くのお客さんが訪れています。(「わらじかつ丼」は夜も食べられます)

 


ランチは豚肉を使った丼ぶりものがメイン。注目すべきは、テレビや雑誌で多く取り上げられている「メガわらじかつ丼(税込1,500円)」。5人に1人くらいしか完食できないという、圧倒的なボリューム…

 


こちらが「メガわらじかつ丼」。大きめの丼からはみ出るサイズのカツが2枚、堂々と乗せられています(笑)。重さはなんと1.4kg!ご飯は2合にも及びます。

秩父の「わらじかつ丼」は、二足のわらじに見立てていることから、カツが二枚乗るのが定番。味付けは特製のタレにつけたタレカツ丼です。

 


手のひらをゆうに超えるそのサイズ感に、驚きを隠せません…

 


箸で持ち上げても、そのずっしりとした重量感に圧倒されます。「東大門」は精肉店を営んでいることもあり、豚肉の選定には特にこだわりがあるそう。そのため、お肉はとても柔らかく、染み込んだ特製ダレと相性が抜群!一気にご飯も頬張りたくなります(笑)。

 


店内には、「メガわらじかつ丼」を完食した猛者たちの写真が!みなさん、すごいですね…
ちなみに、「メガわらじかつ丼」はグループでシェアしてもOK。無理せず、仲間で食べるのもオススメです。

「わらじかつ丼」発祥の地、小鹿野で注目を集めている「東大門」。デカ盛りに自信のある方は、ぜひ1度チャレンジしてみてください!

【グルメ】秩父ワイン/源作印ワイン

秩父地方で“源作さん”といえば、知らない人はいないぐらいメジャーな方。秩父の旧両神村で生まれた浅見源作さんが、1930年ごろに息子の愛読書をヒントにぶどう栽培を始め、その3年後に秩父で初めてワインの製造を行いました。現在、ここ「秩父ワイン」では、初代の源作さんが遺した「源作印(げんさくじるし)ワイン」ほか、10数銘柄のワインが醸造されています。

中でも、「源作印甲州シュール・リー2016」は国産ぶどうで作るワインのコンクールで、名だたる銘柄をおさえ2年連続金賞を受賞。秩父ワインの実力を全国にとどろかせました! そんな日本を代表するワイン醸造所を訪問してきました。

 


小鹿野町両神薄にある「秩父ワイン」醸造所。小鹿野はライダーにも人気で、ツーリングで寄る人もいるそう。

 


事前に予約すれば醸造所内の見学もできます。5代目の島田昇社長さん自ら案内してくれました! こちらは醸造内の発酵タンク。ちょうど白ワインのぶどうを発酵している最中でした。

 


ワイン売り場には「秩父ワイン」で醸造されている数々の銘柄が並んでいます。中央には、ワインコンクール金賞のメダルが輝かしく並んでいます。

 


日本ワインコンクール2017の「甲州」部門で金賞を受賞した「シュール・リー 2016」。同部門にエントリーした126本のうち、金賞を受賞したのはわずか5銘柄のみ。しかも2年連続受賞の快挙! 1,951本しか醸造されていない激レアワインですが、直売所なら手に入ります。(数量限定)

 


“GKT”とは、初代・源作さん、二代目・慶一さん、三代目・辰四郎さんの名前の頭文字からとったそう。3代の愛情がたっぷりつまった「秩父ワイン GKT」。特に白ワインは人気ワイン漫画「神の雫」でも、「優雅にそして力強く飛び立つ白い大きな鳥。丹頂鶴だ、このワインは」と絶賛されています。720ml・税込1,760円というコスパのよさも魅力です。

 


せっかくなので、おすすめワインを試飲させていただきました。初代の源作さんが山羊の乳を売りながら苦労してワインをつくっていた話なども聞きつつ、ワインへのこだわりや思いもたっぷり聞くことができました。

 


こちらは秩父の自社ぶどう園で栽培されたメルロ種を100%使用して、長期熟成させた「源作印 メルロ2015」。
酸味と渋みのバランスが絶妙のフルボディーで、お肉料理との最高のマリアージュが楽しめそうです(720ml・税込5,832円)。特別な日のディナーに華を添える逸品としていかがでしょうか。

 


そのほか、多くの種類のワインを試飲させていただきました! 「シュール・リー」をはじめ、香り高いフルボディーの「山ぶどう」(720ml・税込3,240円)や、少し酸味のきいた「ちちぶワイン 低温醸し・樽貯蔵」(720ml・税込2,700円)など、なかなか手に入りにくい銘柄にも出会えます。是非、お気に入りの1本を見つけてみてください。

【スポット】ようばけ

「ブラタモリ」でも話題になった秩父の地層! ここ小鹿野にも、地層や化石ファンがこぞって訪れる“巨大な地層”があることをご存知でしょうか? その名も「ようばけ」です! 1,500万年前、この小鹿野をはじめ秩父一帯は海の底でした。国指定天然記念物「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」にも指定されている「ようばけ」は、そこが海であったことを示す巨大な地層で、埼玉の奇獣とよばれる「パレオパラドキシア」という海に棲む哺乳類の化石をはじめ、クジラやサメ、貝などの化石が数多く見つかっています。豊富な展示物やパネルで解説している「おがの化石館」とともに訪れてみれば、さらに歴史への理解が深まります。

 


まずはこの地域一帯が海底だった時代、1,500万年前の地層が見られる「ようばけ」へ。「ようばけ」へ行くには「おがの化石館」に駐車して、そこから徒歩で約5分です。目の前に流れているのは赤平川。川の右岸(写真右)に見えている白い岩肌の崖が「ようばけ」です。

 


「ようばけ」は、秩父地方の方言で「陽」の当たる崖(はけ)を表した言葉なんだとか。約1,500万年前に堆積した地層で、高さ約100m・幅約400mもの大きな岩肌がむきだしになっています! カニや貝などの化石が見られるなど、地層の露出状態は有数の規模を誇っているそう。当時ここが海底だったとは……。太古の昔に思いをはせながら、ただただ圧倒されるばかりでした。

 


「ようばけ」を見たあとは、「おがの化石館」へ。「ようばけ」をはじめとした秩父地方の地層の成り立ちや、ここで発掘された貴重な化石の数々に出会えます。中でも古秩父湾にかつて生息していた海棲哺乳類「パレオパラドキシア」の化石は必見です!

 

中に入ると早速「パレオパラドキシア」とご対面! 特徴的なのがシャベルのようなアゴ! 日本から北アメリカ大陸の西海岸の海辺にのみ棲息していたといわれていますが、くわしいことが分からず、いまだに謎の多い生き物です。

 

「おがの化石館」は、小鹿野で発掘された化石をはじめとした秩父地方の化石から、世界各地の化石までたくさん展示されています。

 


2階の展望デッキからは、「ようばけ」の大パノラマが楽しめます。天気の良い日は、設置してある望遠鏡で地層を一つ一つじっくり観察したり、ゆっくり周辺の山々の景観を楽しんだりするのもおすすめです。

 


また、VR(バーチャルリアリティ)を使って、「1,500万年前の古秩父湾探検」や「ようばけ 空中散歩」が体験できるなど、ワクワクする3種類のVRが用意されています。(体験料は税込300円)

1,500万年前の秩父にタイムスリップした気分が味わえる大地層「ようばけ」。さらに、世界でも珍しい大発見だった「パレオパラドキシア」に出会える「おがの化石館」。セットで訪れれば地層や化石への理解が深まり、“地層博士”や“化石博士”になれる日も近いかも!

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