久喜提燈祭り「天王様」歴史・見どころ

歴史

天明3年の浅間山の大噴火により、桑をはじめ夏作物が全滅しました。これによる生活苦、社会不安などを取り除くために、本町の宮本家の祭礼用山車を借りて、町内を曳き廻し、豊作を祈願したのが始まりだと伝えられています。

久喜提灯祭り「天王様」は、旧久喜町の総鎮守八雲神社の祭礼です。八雲神社はかつて「天王社」と呼ばれていましたが、明治の神仏分離により素戔嗚尊(すさのをのみこと)を祭神とする八雲神社として生まれ変わりました。

見どころ

久喜提燈祭り「天王様」の見どころは、昼と夜、それぞれの表情をもつ山車の巡行です。

昼は、人形や彫刻などの飾り付けをした人形山車として、整然と隊列を組んで巡行します。八雲神社の神輿・各町内の人形山車が一度に見られる、見どころのひとつです※1

昼の人形山車の巡行が終わると、提燈山車への飾りの組み換えがあります。人形を取りはずし、手作業で山車の四面に約500個の提燈を取り付け、夜の提燈山車へと姿を変えます。最近の山車祭りでは、提燈の明りに電気を使用することが多いようですが、久喜では本物の蝋燭(ろうそく)を使用しているので、山車の動きに合わせて、蝋燭の炎が揺れる独特の光景が楽しめます。 また、「久喜提燈祭り」の山車は上部が回転する構造になっており、全ての山車が一斉に回転するパフォーマンスは迫力満点です。終盤には、山車同士が挑発し合い、ぶつけ合い、祭りは最高潮に達します。別名「けんか祭り」と呼ばれる所以です。ブレーキがない山車を豪快に操る、若衆の掛け声や力強い動きも圧巻です。

《注釈》
1、神輿・人形山車との連動は18日のみ、12日は提燈山車の連動